母胎

今日、5年ぶりに会ったマエストロ。彼は道の扉を開けてくれたひと。ジャックスパロウに、よく似ていてアロハシャツがよく似合うダンディーガイ。あたしに、「ドラマティックかけ 」と、「感じろ」を教えてくれた。
こんなすごいやつがいるっ!って、ツバとばしながら語ってくれた。
そして、こんなすごいやつも、同じ人間だっていいながら あたしが自力で歩けるように 冷たく見守っていてくれた。

もうずっと会ってなかったのに、あたしが長崎に出していた絵を、ちゃんと見ていてくれた

「いい絵は覚えてるんだ」って、その頃にかいていた絵の話を話してくれた。

あたしには才能があるって、今も堂々と言ってくれた。

過剰に嘘をゆう人ではないから信じてしまう。

こんな嬉しいことはない。



今日の朝、おばあちゃんのお墓参りにいった。おばあちゃんに、あたしは今日までの自分を正直にはなしたんだ。「桂ちゃんは、奇跡をおこす子だよ。」とあたしが高校の頃、お母さんに話してくれていた。きっと今日の日は、おばあちゃんからのプレゼントだと思った。

エストロとの再会の機会は、失っていた羊水をくれた。
約束と25点。信じてくれてありがとう。